Eibach MINI CHALLENGE Japan

第4回 遂に開幕。MINIチャレンジRound2モテギ

2020年7月31日

MINIワンメークレースMINI CHALLENGE2020開幕
今年初戦 Round2 モテギでアイバッハ装着のマシンが躍動!

2020年7月12日、開催も危ぶまれた「MINI CHALLENGE JAPAN2020」が遂に開幕。
5月開幕の予定が延期になったRound1富士も8月2日に開催が決定。これにより、いよいよ全5ラウンド、10戦のシリーズ戦でチャンピオンを決める戦いが幕をあけました。

MINI CHALLENGE2020トロフィー

MINI CHALLENGE2020トロフィー

Round2 モテギは梅雨の真っ最中のため連日雨天の日が続いていましたが、この日は多少のパラパラはありましたがドライコンディションでレースができ、白熱した戦いとなりました。
今年から新たにワンメイク・タイヤ・サプライヤーとしてピレリタイヤからダンロップタイヤに変更となり、アイバッハスプリングとともに2020年JCWクラスのマシンポテンシャルも注目される中での予選がスタート。ポールは昨年の自身のタイムタイム19.106を6秒近くも上回る2’2’13.744という素晴らしいタイムを叩きだしたゼッケン2番後藤選手が獲得。
今年のマシンのポテンシャルの高さが証明さる形となった今シリーズ初の予選で今年のマシンとアイバッハスプリングのマッチングの良さと、性能の高さが伺える結果となりました。

予選前の準備

チームアベモータースも予選前の準備に余念がありません

初参戦チームアベモータースは予選5番手スタート

初参戦、初レースのチームアベモータースはドライバーをはじめピットクルーも初体験だったので予選前からバタバタと忙しく動き回っていましたが、さすがにディーラーのメカニック集団なのでレース前のマシン調整などは冷静に着実にこなしていました。
記念すべき初めての予選は無事に走り切り、5番手スタートのポジションを獲得しました。

JCWマシン

ツインリンクモテギのスターティンググリッドに並んだJCWマシン

晴天の中いよいよMINI CHALLENGE JAPAN2020初戦スタート

太陽が顔を出したスターティンググリッドにはポールポジションのゼッケン2番後藤選手を先頭にJCWマシンが並びました。今回前号で監督にインタビューしたシリーズチャンピオン最有力候補のバースレーシングプロジェクト松本選手が圧倒的なタイムでポールを獲得したのですが、規定走路外走行のペナルティーでクラス最後尾スタートとなり、スタート前から波乱含みの展開となりました。

監督、ピットクルーと最終の打ち合わせ

緊張のスタート前。監督、ピットクルーと最終の打ち合わせ

JCWマシン6台がスムーズにスタートすると予想通り1コーナーまでに最後尾スタートの松本選手が3番手まで追い上げて、ここから後藤選手、勝亦選手、松本選手の順番で3台の激しいバトルの始まりです。勝亦選手と松本選手の2位争いを尻目にトップを快走する後藤選手。松本選手も2周目に入り勝亦選手をパスして2番手に浮上。ここから松本選手の猛追が始まりました。
6周目~7周目では後藤選手が松本選手を引き離しにかかりますが、8周目で徐々に差を詰めヘアピンコーナーで後藤選手をかわしてトップに躍りでて、そのまま余裕をもってチェッカーフラッグを受け、記念すべきMINI CHALLENGE JAPAN2020初戦を制しました。

疾走するチームアベモータースJCW

疾走するチームアベモータースJCW

チームアベモータースはドライバーがレース前からスタートはしくじらないようにと慎重になっていましたが、無事に好スタートを決めて、ポジションを一つでも上げるべく猛追をしましたが、5周目に痛恨にコースアウトによりリタイヤとなり、初めてのレースはほろ苦い結果となりました。今シリーズはフル参戦を明言しているチームアベモータースの今後の巻き返しに期待したと思います。
*Round1富士スピードウエイはマシンが間に合わず不参加

バースレーシングプロジェクト松本武士選手

Round2モテギ1デー2レースとも優勝を飾ったバースレーシングプロジェクト松本武士選手

優勝した松本選手は、
「残念ながら最後尾スタートになってしまいましたが、できるだけ早く前へ出ようと考え、予定どおりのいいスタートを決めることができました。勝亦選手の後ろにぴったりついて走行し、また暑さもあってブレーキがオーバーヒート気味になり、後藤選手に追いついてからはなかなかオーバーテイクできなかったのですが、最後にはいい結果が出せて良かったです。

MINI CHALLENGEとは?

MINIファンを中心とした、新たなカルチャーの創出。
2002年に英国でスタートしたNew MINIだけのワンメイク・レース「MINI CHALLENGE」が、日本に上陸しました。MINIファン同士での盛んな交流、MINI正規ディーラーの顧客サービスや新人メカニックの育成の場として、ジェントルマン・レーサーや若手ドライバーが参加する本格的なモータースポーツへの新しい扉として、これまでになかった「エンターテイメント・カーレース・シリーズ」の幕開けです。使用するマシンはMINI F56型JCWをベースに仕上げられたレース専用車。本国英国シリーズでも使用される「New MINI F56JCW チャレンジカー」を導入し、JAF公認のワンメイク・レース「MINI CHALLENGE ASIA.JAPAN SERIES(以下:MCJP)」として格式あるレースを開催しています。レース・フォーマットは英国のシリーズ同様に「決勝レース20分間+1Lap」の時間制限方式を採用、2レース開催時には第2ヒートはリバース・グリッドとなるアグレッシブなレース展開となり、海外レース出場を目指すドライバーの礎として、新世代のドライバー育成に貢献していきます。また、レース当日はエンターテイメント性を重視した各種イベントやSNSを活用した配信型コンテンツを併催し、国内外のスポンサーを含む異業種・異業界との積極的なコラボレーションを展開。モータースポーツ現場でのあらゆる可能性を活用した新たな取組みに力を注いでいます。
関係するお客様への認知度拡大を通じて、「MINI」そして「JCW」の世界観を拡げるカルチャー・イベントとなる次世代型のワンメイク・レースを目指しています。

ABE SHOKAI