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第5回 MINIチャレンジRound.3 (第5戦・第6戦) SUGO
MINI ワンメークレース MINI CHALLENGE2020
チームアベモータース初戦のリタイアから完全復活!
MINI CHALLENGE JAPAN.2020 Round.3 が宮城県のスポーツランドSUGOで開催されました。
2020年8月23日(日)MINI CHALLENGE JAPAN.2020 Round.3 が宮城県のスポーツランドSUGOで開催されました。2020シーズンの折り返しとなるRound.3 は1デイ2レース、第5戦と第6戦が行われます。決勝の時間を迎え、気温こそ30度を下回り、湿度も予選の時より下がった感じはしましたが、真夏に開催されるレース特有の、人にも、マシンにも厳しいコンディションの中アイバッハスプリング装着のJCWマシンがコースイン。フォーメーションラップ後、全車トラブルなくスターティンググリッドにつくと20分+1周で争うレースがスタートが切られました。
チームアベモータースはMINI CHALLENGE2020 初戦のRound.2 ツインリンクもてぎにおいて痛恨のコースアウトをしてリタイヤとなってしまいました。その際にマシンに多きなダメージを負い、この後に続くシリーズにも暗雲が立ち込める結果となってしまいました。元々チームアベモータースはアイバッハの輸入発売元である株式会社阿部商会のグループ会社で、都内にBMWディーラ4拠点、MINIディーラー3拠点、サービス工場2拠点を展開する正規ディーラーです。今回のMINI CHALLENGE2020 はBMW/MINI正規ディーラーとしてはハードルの高い挑戦でありますが、正規ディーラーがモータースポーツに挑戦することにより、ディーラーとしての様々な事がプラスに働き、ディーラーの幅が広がると考えての参戦となりました。
チームアベモータースはチームスタッフも全て自社のサービスマン、メカニックなどMINIに関してはプロですがレースに限っては経験値が少なく、この挑戦にあたり、全てゼロからの積み上げでシリーズ初戦まで漕ぎつけました。ドライバーとしてステアリングを握る阿部選手はこの正規ディーラー阿部モータースの社長であり、阿部選手自身モータースポーツ経験も少なくレースは初参戦という全てにフレッシュなチームです。初戦のクラッシュ後、阿部選手はこのMINIチャレンジ参戦という一大プロジェクト推し進めてきた張本人として、物凄くショックだったと本人も語るように、クラッシュしたマシンは想像以上にダメージが大きく、プロジェクトが暗礁に乗り上げてしまいました。開催延期で日程の変わった次戦のRound.1:富士スピードウェイはマシンの修理が間に合わず不参加となりました。結局ニューマシンを投入して再度マシン作りをいちから急ピッチで進めて、今回のスポーツランドSUGO 大会にギリギリ間に合わせる事ができました。もてぎでのコースアウトの反省を踏まえて、この大会は「完走」の2 文字を目指してスタートしました。結果2レースとも無事に完走。今回のSUGORound での目標達成となりました。
チームアベモータース応援企画
MINI CHALLENGE2020 参戦 阿部良太のDriver's feelings
MINIチャレンジ初戦のもてぎ、SUGOと2戦に参戦した阿部選手の胸の内を語ってもらいました
初戦Round.2 ツインリンクもてぎ
ドライバーもチームとしても初めてレースに参加した初戦、案の定その雰囲気にバッチリ飲まれます。レース前の車検、予選、フォーメーションラップなど全て初体験で、スタート時にはついにここまで来たとなぜか早くも感動。その後5 周目ぐらいで前を走る車両が見えて来て、冷静になれず追いつこうと思った事がリタイア最大の理由です。完走できる自分のペースを見失い、まだ実力無いのにいきなり全開以上で走ってしまった事が悔やまれます。ビジネスでもあまり凹むことの無い性格ですが、こんなに凹んで悲しかったのは本当に久しぶり。でも今になってみると、全く経験が無く全く自信がないことに挑戦するって、こうした悔しい経験ありきだなと。レース翌週にMINI 大田行くとレースカーのドラレコ事故画像をみんな既に見てて、社員にいじられてました笑。
Round.3 スポーツランドSUGO
初レースいきなり単独事故だし、次戦の肝心な富士スピードウェイ戦にクルマ間に合わなくて出れないしもうアイバッハのバネで言えば、めいっぱい縮んだしあとは伸びるしか無いと思っての参戦でした。兎にも角にも完走!と心に誓ってSUGO に到着すると、後藤選手や鈴木選手など多くの方に『おかえり~』って声かけてもらえて、なんだかレース業界の温かさが心に染みて、自分の生きる世界はここなんだと危うく勘違いするぐらい(笑)。しかし困難なコーナーが多くて有名な菅生サーキットで練習走行が前日の30分だけはさすがに無謀で、決勝でもまだ怖くてしかたない。最終コーナーの右側すぐそこにガードレール見えるけどステアリング切ったままここから4 速アクセル全開!がいつまでもできない…
今でも脳裏にあるあの景色を思い出すとゾクゾクして身体がビクッてします(笑)
びびってるのと、早めにビリになっちゃったこともあり、やっとマイペースで走行できて2戦(SUGO 戦も1日に決勝が2戦)ともに完走。完走後チームのみんなと歓び、安堵しヘルメット脱いで全開の笑顔で『ビリだけどもう大満足ッ!』って言ったらみんな大笑い。近年はスポーツと言えば個人競技ばかりだったので、この完走後の嬉しさは団体競技ならではだなと実感。最後にこれだけは言わないとですが、アイバッハ装着と他社バネ装着の同じMINI Challenge 号を運転しましたが素人ドライバーでも全然違いました。ブレーキ時の安定感が全く異なる、オーバー出るときの挙動もジワッと出る。これがバネレートなのかその理由はまだ解りません(笑)。早くバネの違いが解るドライバーになれるよう引き続き頑張ります~!
詳細はこちらにも。
https://abebmw.com/mini_challenge_2020
MINI CHALLENGEとは?
MINIファンを中心とした、新たなカルチャーの創出。
2002年に英国でスタートしたNew MINIだけのワンメイク・レース「MINI CHALLENGE」が、日本に上陸しました。MINIファン同士での盛んな交流、MINI正規ディーラーの顧客サービスや新人メカニックの育成の場として、ジェントルマン・レーサーや若手ドライバーが参加する本格的なモータースポーツへの新しい扉として、これまでになかった「エンターテイメント・カーレース・シリーズ」の幕開けです。使用するマシンはMINI F56型JCWをベースに仕上げられたレース専用車。本国英国シリーズでも使用される「New MINI F56JCW チャレンジカー」を導入し、JAF公認のワンメイク・レース「MINI CHALLENGE ASIA.JAPAN SERIES(以下:MCJP)」として格式あるレースを開催しています。レース・フォーマットは英国のシリーズ同様に「決勝レース20分間+1Lap」の時間制限方式を採用、2レース開催時には第2ヒートはリバース・グリッドとなるアグレッシブなレース展開となり、海外レース出場を目指すドライバーの礎として、新世代のドライバー育成に貢献していきます。また、レース当日はエンターテイメント性を重視した各種イベントやSNSを活用した配信型コンテンツを併催し、国内外のスポンサーを含む異業種・異業界との積極的なコラボレーションを展開。モータースポーツ現場でのあらゆる可能性を活用した新たな取組みに力を注いでいます。
関係するお客様への認知度拡大を通じて、「MINI」そして「JCW」の世界観を拡げるカルチャー・イベントとなる次世代型のワンメイク・レースを目指しています。